非常食レポ:第83回
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アマノフーズの非常用保存食を食べてみよう!

非常用保存食シリーズ今回、試食する非常食はアマノフーズみそ汁です。

アマノフーズの汁物といえば、当食レポでも、以前、3年6ヵ月という長期保存可能な豚汁【食レポ44】を取り上げたことがありますが、ふと気付けば、同メーカーの汁物系の長期保存食は、さらなる進化を遂げていました。

そこで、後続の新商品は、いったい何が変わったのか・・・!?

味はもちろん、改良点などついてもチェックしてみたいと思います。



アマノフーズ:非常用保存食『ほうれん草のみそ汁』とは?

アマノフーズ(正式名称:天野実業株式会社)といえば、主にみそ汁などのフリーズドライ食品の開発に力を入れている加工食品メーカーですが、同社のフリーズドライ加工の技術は日本トップレベルであり、たとえ商品を食べたことはなくても、社名くらいは知っているという方も多いのではないでしょうか。

そのアマノフーズが、近年、注目しているのが災害に備えた常備食です。

同社の高度なフリーズドライ製法によって作られる加工食品は、非常時の食事需要に適しているということもあって、長期保存可能なフリーズドライ商品を続々と展開しています。

さて、アマノフーズのフリーズドライ商品は、当サイトでも過去に2点(豚汁、かに雑炊)ほど登場していますが、今回、試食するのは、非常用保存食として発売された『ほうれん草のみそ汁』です。

※補足情報:非常用保存食シリーズには『ほうれん草のみそ汁』のほか、『かに雑炊』『にゅうめん』『たまごスープ』があります(2016年4月末現在)。

それでは、さっそくパッケージチェックからしていきましょう!
パッケージ
外装のパッケージサイズは、同シリーズの『かに雑炊』に比べると一回りほど小さく、総重量も約15g(内容量は10g)と極めて軽いため、携帯に便利な非常食であることが伺えます。
パッケージ2
一方、パッケージ裏面には原材料名や調理方法、賞味期限や栄養成分表といった商品に関する一般的な基本情報が記載されており、特筆すべき点は見当たりませんが、以前、取り上げた長期保存用シリーズの『美味しい豚汁』の賞味期限が3年6ヵ月に対し、非常用保存食シリーズの『ほうれん草のみそ汁』は、製造後5年間と、賞味期限がやや長めに設定されているようです。

※補足情報:アマノフーズの通常タイプの即席みそ汁の賞味期限は1年程度。

つまり、アマノフーズの非常用保存食シリーズは、長期保存用シリーズに比べると、より常温での長期保存が可能な常備食となっているようです(作り方などは、基本的にどのシリーズも同じ)。
開封
パッケージを開封すると、プラスチック製の薄手のトレーにフリーズドライ製法によって固められたブロック状の固形物が収まっているほか、品質保持のための脱酸素剤が袋の内側に貼りついています。

トレーを取り出した後の袋の底に即席みそ汁の粉末が確認できますが、外装パッケージやトレーには固形物を保護する役目はほとんどないことから、保管の際には外部から強い衝撃を加えないよう少し注意する必要がありそうです(といっても、お湯で溶かして飲むみそ汁なので、たとえブロックが砕けてしまっても支障はないかと…)。

さて、トレーから取り出した即席みそ汁の固形物がこちらになります。
固形ブロック
水分を極限まで除去しているため、非常に軽く、まるで軽石のようなザラついた表面をしていますが、思いのほかしっかりとしたブロックで、手で掴んだ程度の圧力でボロボロと崩れるようなことはありません。
調理
長期保存ができる非常食だからといって、通常タイプの即席みそ汁と作り方や調理時間が異なるといったことはなく、熱湯を注げばあっという間に完成してしまいます。

その過程を示した画像がこちらになりますが、パッケージに書かれているように、熱湯を注いだ直後からブロックがほろほろと煮崩れるため、約10秒後には、ご覧のとおり、ほぼみそ汁といえるような溶け方を見せているのが、ご理解いただけるのではないでしょうか。




『ほうれん草のみそ汁』を飲んでみた感想と評価

それでは、さっそくアマノフーズの非常用保存食『ほうれん草のみそ汁』を食べて(飲んで)みましょう!

特に入念にかき混ぜる必要はありませんが、スプーンや箸でサッとかき混ぜた後のみそ汁がこちらになります。
即席みそ汁
アマノフーズの即席みそ汁の良いところは、思いのほか具が多い!というところでしょうか。

今回、試食する『ほうれん草のみそ汁』も、汁の表明を覆い尽くすといっては大げさですが、具の量が非常に多いため、貧相な印象を全く受けず、食欲をそそります。
試食1
『ほうれん草のみそ汁』に使用されている具材(固形物)は、ほうれん草とワカメ、油揚げ、ネギの4品。

ネギの量こそ少ないものの、それ以外の具材の量は申し分なく、サイズもそこそこ大きめにカットされているため、ほうれん草の茎の部分はシャキシャキッとした食感も楽しめます。

また、ワカメのコリコリとした食感は控えめですが、完全にフニャッてはおらず、油揚げに関しては、特に油っぽくもなく、ふわっとした柔らかな食感に仕上がっていました。
試食2
一方、汁気の方はというと、以前、食した豚汁に比べると、酸味の主張がやや強い(この辺は好みが分かれるところか…)ような気がしますが、ダシがしっかりと効いているため、ご飯との相性は良さそうです。


今回、改めてアマノフーズのフリーズドライタイプの即席みそ汁を食してみましたが、やはり美味しい!

価格が少し高いという点がネックになりそうですが、個人的な意見を言わせてもらえば、価格なりの満足度(味噌汁の味、具材のボリュームや食感、調理の手軽さ)を備えた一品ではないでしょうか。

完食アマノフーズの通常タイプの即席みそ汁は賞味期限が短いものの、非常用目的で開発された長期保存用シリーズや非常用保存食シリーズは、常温で3年6ヵ月~5年間という長期間の保存が可能なため、長い目で見るとコストパフォーマンスは決して悪くはなさそうです。

そのため、日本人のソウルフードであるみそ汁くらいはできるだけ美味しいものを備蓄しておきたい!という方は、価格さえ気にならなければ、アマノフーズの保存食シリーズを検討してみてはいかがでしょうか。
まとめ


2016.5.4 掲載


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