非常食レポ:第107回
アルファ米パンの缶詰麺類とパスタおかず系汁物・スープおやつ・スイーツその他

江崎グリコの常備用カレー職人を食べてみよう!

chuukara1今回、試食する非常食はレトルトカレーです。

常温でもそのまま食べられるレトルトカレーは、過去にハウス食品【食レポ60】や永谷園【食レポ72】の商品を取りあげたことがありますが、今回は江崎グリコの常備用カレー〈中辛〉をチョイスしてみました。

温め直すことなくそのまま食べられるオカズは、火が使えない非常時に重宝しますが、見た目が悪かったり、肝心の味が美味しくなければ食が進みません。

そこで、グリコの常備用カレー職人は美味しいのか、実際に食べて判断したいと思います。




江崎グリコ:温めずにおいしく食べられるカレー職人とは?

東日本大震災後に寄せられた「温め直さなくても食べられるものがいい」「温めた水がもったいない!」といった消費者の声や、昨今の防災意識の高まりに応える形で、江崎グリコが2011年8月に発売したレトルトカレーが常備用カレー職人です。

当初は「中辛」のみの発売でしたが、思いのほか売れ行きが好調だったようで、翌年2月には「甘口」をラインナップに加え、かつ、賞味期限を延長した(2年→3年)常備用カレー職人を販売しています。

ちなみに、常備用カレーということで、値段の方が気になるところですが、1箱140~150円程度(発売当時の希望小売価格:税別130円)で販売されているようなので、通常タイプの市販のレトルトカレーと同等の手頃な価格帯で手に入るのは魅力的です。

では、前置きはこのくらいにして、パッケージチェックから始めていきましょう!
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グリコのカレー食品は、常備用だからといって何か特別なパッケージになっているわけではなく、外箱は通常タイプの商品と変わりませんが、常温で食べられることをウリにしたレトルトカレーは、とにかくネーミングが長い!

先に説明したように、常備用カレー職人は〈甘口〉と〈中辛〉の2種類用意されていますが、今回、試食するのは中辛の方で、外箱の辛さレベルによると「3」を示しています。
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パッケージ裏面には、原材料名や栄養成分表、アレルギー物質、注意事項などの基本情報が記載されています。

常備用カレー職人は加熱不要なので、調理は一切必要ありませんが、温めて食べたい方は、加熱方法についての説明に従って調理すれば、温かいカレーを食べることも可能です。
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外箱から取り出したカレー職人が、こちらになります。

特にこれといって何の変哲もない、よく見るタイプのレトルトパウチで、裏面には調理方法や注意点についての説明があります。

このレトルトパウチで1つ気になった点は、賞味期限の記載がないことです。

外箱に記載されているので、そのまま備蓄する分には特に問題となりませんが、中身を取り出して箱を捨ててしまうと、賞味期限が分からなくなってしまうので、できればパウチにも記載されていると尚良いかもしれません。
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グリコの常備用カレー職人は、ネーミングどおり、温めなくても美味しく食べられるのがウリのレトルトカレーなので、一切加熱せず、切り口に沿ってパウチを開封し、予め用意しておいたご飯に(今回は冷飯を用意)かければカレーライスの完成です。

ちなみに、参考までにパウチの中身の画像もアップしておきますが、ご覧のとおり、常温でも脂の分離などは見られません。






温めずにおいしく食べられるカレー職人〈中辛〉を食べてみた感想

江崎グリコの常備用カレー『温めずにおいしく食べられるカレー職人〈中辛〉』を、ご飯の上にかけて作ったカレーライスがこちらになります。
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一般のレトルトカレーには、通常、ラード(豚脂)やヘット(牛脂)、バターといった動物性油脂が使用されているため、 加熱しないと脂の分離により、味はもちろん、見た目もいまひとつになってしまいますが、常備用カレー職人は、植物性油脂(とうもろこし油)を使うことで、その問題点を解決しています。

そのため、ご覧のように常温のままでも加熱したカレーとほぼ変わらない見た目なので、脂の分離などはほとんど気になりません。

それでは、さっそく食べてみましょう。
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ソースの滑らかさという点に関してはいまひとつで、舌に若干のざらつき感(溶け出した具の影響?)が残ります。

ソース自体は、コクや深みはありませんが、ドロッとし過ぎない適度な私好みのとろみ加減で、後からじんわりとした辛さが口の中に広がる、どちらかというと甘口よりのスパイシーさに仕上がっています。
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固形物として確認できる野菜は人参とじゃがいもの2種類(どれも1~1.5cmほどの不揃いな角切りサイズ)。

じゃがいもの方は、レトルトカレーの割にはホクッとした食感が残っていましたが、人参は舌の上で溶けてしまうくらいべショッとしており、個人的には好きではありません。
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常備用カレー職人は野菜カレーというわけではないので、豚肉も入っていますが、パッケージの原材料名欄によると、どうやら成形肉を使っているようです。

そのため、柔らかいことは柔らかいのですが、人工的な食感で豚肉らしさもなく、お世辞にもジューシーで美味しい豚肉といった印象はまったくありません。

以上、江崎グリコの常備用カレー職人〈中辛〉を実際に試食してみましたが、味に関しては、同価格帯の通常タイプのレトルトカレーとほぼ差はないように思えます。

むしろ、3年保存可能な加熱不要のレトルトカレーが、1食分140円前後で購入できるという点を考慮すると、コスパも良く、満足のいく一品といえるので、カレーの備蓄を検討されている方は、パック飯やアルファ米の白飯とセットでストックしておくと良さそうです。

ただ、発売当初に比べると、内容量が徐々に減っている(かつては200g、そして私が試食した商品は180g、気付けば170g…)ようなので、その点が個人的には気になります。

まとめ
チェック市販のレトルトカレーとほぼ変わらない手頃な価格帯で買える

チェック味に関しては、同価格帯の通常タイプのレトルトカレーとほぼ変わらない

チェック5年ではなく3年間という賞味期限の長さが、やや中途半端で微妙…

チェック具として入っている人参の食感がひどい…

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掲載日:2017.8.4


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