防災用品体験レポ:水電池top

非常用水電池NOPOPOを使ってみよう!

nopopo1今回取りあげる防災用品は〝NOPOPO(ノポポ)〟と呼ばれる水電池です。

商品自体は2011年8月に発売されたものなので、知っているという方もいるかもしれませんが、非常用の電池ということもあり、既に購入済みという人も使ったことがあるという方はおそらく少ないはずです。

そこで、水電池はいざという時に本当に役立つ防災グッズなのかどうか、実際に使用して確かめてみたいと思います。

水電池に興味があるという方の参考になれば幸いです。




水電池NOPOPOとは?

水電池NOPOPOを販売するのは、主に紙製品や事務用品などを手掛けるナカバヤシ株式会社です(実際、NOPOPOの開発・製造に携わっていのは日本協能電子株式会社)。

発売当初は乾電池に代わる画期的な非常用電池として注目を浴びたこともありますが、水電池とは要は〝水の力で発電する電池〟のことで一般の乾電池とは異なります。

その仕組みを簡単に説明すると、本体に少量の水を注入することで化学反応を起こし発電するというものです(本体内にあるマグネシウム合金と水に含まれる酸素が結合して化学反応を起こす → 腐食して残った水素が本体内の二酸化マンガンと結合して電力を生成!)。

水電池の構造を理解するには少なからず専門知識が必要となるので、興味がある方は各自で調べてみて下さい。

ここでは眠くなるような難しい話は省き、水電池の特徴についてまとめておきます。
チェック未開封で長期保存(保管場所の環境にもよるが、約20年)が可能!

チェック水に限らず、ジュースや尿、唾液などでもOK!

チェック水を再注入することでパワーが戻る(回数制限あり)!
では、商品概要はこのくらいにして、さっそく水電池NOPOPOを使ってみましょう!
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水電池NOPOPOは単3乾電池の代用として使う(単4なし、単1・単2として使用する場合は電池アダプターを利用すれば可能)ことになるため、サイズや形状はほぼ単3形と同じですが、プラス極側に水を注入するための穴が2ヵ所開いている点が大きく異なります。

また、単3乾電池に比べて軽い点も魅力のひとつで、携帯向け(非常持ち出し袋など)の電池として重宝しそうです。
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本体(電池)ラベルには商品名や使用上の注意点などが記載されており、この辺りは一般的な乾電池と大差ありません。
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先に説明したように、水電池を使用するには本体(電池)に水を注入しなければなりませんが、付属の専用スポイトがこちらになります。

ちなみに、今回実験で使用する機器はスティックタイプの懐中電灯(単3×2本)です。
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参考までに添付されていた「取扱説明書」も掲載しておきますが、水を使用するということもあり、精密機械類への使用は避けるようにとの注意書きがありました。

また、水電池には適した機器類と適さない機器類があるらしく、ひととおり目を通しておきたいところですが、今回、私が用意した(手元にあった)防災用品はフィラメント型ランプの懐中電灯・・・。

うーん・・・どうやら実験には不向きの機器のようですが、手頃な単3使用の防災用品がこれくらいしか見当たらないため、とりあえずダメもとで試してみたいと思います。





水電池NOPOPOを使ってみた感想と評価

というわけで、さっそく水電池NOPOPOを実際に使ってみたいと思いますが、使用方法は次のとおりです。
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特に使い方で迷うようなことはないと思われますが、注入の際はちょっとしたコツがあります。
チェック専用スポイトは、必ず先端部分をしっかり奥まで差し込むこと!

チェック水を注入する際は、スポイトを一気に押すのではなくゆっくり押すこと!
最初、私はスポイトを中途半端に差し込んだ状態で注入してしまったため、水がすべて溢れ出てしまったので、スポイトで水を注入する際は、必ず先端部分が段になっている部分まで差し込むことがポイントです!
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溢れ出た水をそのまま放置して使ってしまうと、機器の故障や感電の危険性があるため、しっかりと拭き取りましょう。

ちなみに、注入後の水電池の重さを量ってみましたが、若干増えています(15g→17g)。

これで準備はOKですが、先にも触れたように私が用意した懐中電灯は水電池には適さない機器です。

そのため反応しないことも考えられましたが、結論から言うと、幸運にも使うことができました!

ただ、パワーはいまひとつといった感じで、それほど明るくありません。

参考までにアルカリ乾電池を使用した場合の明るさと比較してみたので、こちらの画像をご覧ください。
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いかがでしょう。

アルカリ乾電池に比べると、明らかなパワー不足を感じます。

ただ、周囲が全く見えないというほどの暗さではないため、それなりに懐中電灯としての役割は果たしそうです。

がしかし、この状態は長くは続かず、10分も経たないうちに、ほぼ周囲が見えないほどの明るさまで落ち、懐中電灯としての役目を終えることとなります(再度、水を注入してみたものの、ほとんど効果なし…)。

LEDタイプの懐中電灯や携帯ラジオは今回の実験では試していないので評価はできませんが、他の方の体験レポによると、特に問題なく使用できているようなので、やはり電力の弱い水電池は使用機器によって向き不向きがあるのかもしれません。

※補足:私と同じように水電池を使ってみたという方の記事によると、LEDライトの懐中電灯(単3×3本使用)では十分な明るさ(数時間)が得られたとのこと。また、携帯ラジオは問題なく使用(約15時間)できたとか…。

ただ、ひとつ言えることは乾電池に比べると圧倒的なパワー不足であることは間違いないため、非常時用の電池の備蓄を検討している方は、先ず第一に乾電池を確保し、その上で非常用持ち出し袋や万一に備えての予備電池として水電池を数本備えておくというのが一般家庭ではベストかもしれません。
まとめ

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2018.7.17 掲載


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