非常食レポ:第39回
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サバイバルフーズのクラッカーを食べてみよう!

今回、試食する非常食はクラッカーです。

なんだ、クラッカーか・・・

と、既に興味を失った方もいるかもしれませんが、これから紹介するクラッカーは、そんじょそこらのスーパーや駄菓子屋で手に入るような代物ではありません。

とにかく凄い!

では、いったい何が凄いのかというと、それはズバリ、賞味期限の長さです。

通常、非常食目的で販売される食品の賞味期限は3~5年に設定されているものが多く、この食レポで紹介してきた商品の中で、最も長かった賞味期限でも製造日から6年間【食レポ31:バランスパワー6YEARS】でした。

サバイバルフーズ缶ところがです。

今回、私が試食するサバイバルフーズのクラッカーは、なんと驚異の25年間!

生まれた子供が成人式を迎えても、そこからさらに5年間の保存が保証されているという、いくらなんでもちょっとやりすぎだろ!とツッコミを入れたくなるような、タイムカプセル的な非常食です。

そんな驚異のクラッカーを製造している怪しげなメーカーは、いったいどこなんだ!? と気になるところですが、どうやら製造元は日本ではなく、米国の食品メーカーが関与しているようです。

さすが、アメリカ・・・

だったらありえそうと妙に納得してしまう自分がいますが、このサバイバルフーズのクラッカーを製造しているオレゴンフリーズドライ社は、NASAから依頼を受け、宇宙食を供給し続けている世界最大規模の凍結乾燥食品メーカーなんだそうで、怪しい要素はありません。

というわけで、賞味期限という点においては、他の追随を許さない魅力がありますが、果たして味の方はどうなのか・・・!?

サバイバルフーズシリーズの非常食はクラッカーに限らず、口コミ評価が少ないので、実際に食べて、この舌で評価してみたいと思います。



サバイバルフーズのクラッカーとは?

サバイバルフーズはシリーズ化されており、クラッカーの他にも、シチューや雑炊といった製品が販売されていますが、いずれも賞味期限は約25年間と超長期保存が可能です。

※ サバイバルフーズの日本総代理店セイエンタプライズのHPを拝見すると、「製造元のオレゴンフリーズドライ社では30年間保管した製品の検査を行い、品質に問題がないことを確認している」との説明があるので、保存方法によっては25年以上経過していても題なく食べられそうです(うーん、とにかくすごい!)。

本当は個人的にはクラッカーよりも、野菜シチューやチキンシチューの方を食べてみたかったのですが、サバイバルフーズシリーズの非常食はとにかく価格が高い!

シチュー缶は1缶当たり、約8,000円(小缶でも2,500円程度)もするので、食レポ記事のためとはいえ、さすがに自腹で試しにちょっと食べてみるというわけにはいきません。

また、製造元が米国ということもあってか、1缶当たりの分量が約10食相当(小缶でも2.5食相当)と、なにもかもがアメリカンサイズなので、さすがに1人では食べきれない・・・

というわけで、唯一、価格・分量ともになんとかなりそうな、サバイバルフーズのクラッカー缶(小缶:価格は1,600円程で2.5食相当)を購入することにしました。

さて、サバイバルフーズのクラッカー缶は円柱状の缶詰に入っていますが、パン缶などに比べるとサイズはやや大きめです。
クラッカー小缶
また、小缶とはいえ、1缶あたりの量は2.5食相当らしく、一度に1人ではとても食べきれませんが、よく見るとプラスチック製のフタが付いているので、食べ残しても、そのまま保管することができそうです。

缶ラベルは白を基調としたとてもシンプルなデザインで、デカデカとプリントされているクラッカーの絵がよく栄えます。
缶ラベル
容器側面に書かれている内容は、商品説明や原材料名、保存方法や製造者、栄養成分といった基本的な情報が記載されていますが、やはりなんといっても目を引かれるのは賞味期限!

2037年10月という表示をこうして目の当たりにしても、やはり少し不思議な感じがしてしまいます。

一方、ラベルには栄養成分表もありますが、100gあたりのエネルギーは407kcalのようです。

しかし、どうみても、このサバイバルフーズのクラッカー缶には100g以上の量が入っているはずなので、下手をすると1缶当たり1,000kcalを超えてしまうのではないでしょうか。

ちなみに、このサバイバルフーズは超長期保存をより確実なものにするために、現在主流のイージーオープン缶は採用していません。

つまり、缶切りを使って開缶する必要があるということです。

ということは、前もって缶切りを用意しておかなければならないようにも思えますが、このサバイバルフーズシリーズは、下記画像をご覧になっていただければわかるように、プラフタを取り外すと、缶切りが収納されているので、わざわざ前もって缶切りを用意しておく必要はまったくありません(この点は、トクスイのマフィン缶と一緒:食レポ21)。

このミニ缶切りを使って、さっそく開けてみましたが、トクスイのパン缶に付属していた缶切りに比べれば、サイズはやや大きめで使いやすいのですが、下記画像でも説明しているように、サイドの引っかかりが浅く、すぐに外れてしまうので(冬場の寒い時期で、手がかじかんでいる状態の時は使いづらいかも…)、もし専用の缶切りが用意できるのであれば、それに越したことはありません。
缶切り式
さて、開缶するとこんな感じです。
クラッカー缶の中身
クラッカーと容器との間には大分隙間があるので、取り出しやすいのは確かですが、これだけ隙間があると、振動には弱そうなので、乱暴に扱うと、おそらく欠けてしまうクラッカーも多そうです。

ちなみに、私が購入したもので欠けていたクラッカーは1枚だけでした。

では、食べる前に、クラッカーが何枚入っているか、一旦、すべて取り出してみましょう。

お皿の上に重ねたクラッカーの数を数えると計18枚、小缶は1缶あたり.2.5食相当ということなので、1食分あたりの枚数は7~8枚といったところでしょうか。





サバイバルフーズのクラッカーを食べてみた感想と評価

サバイバルフーズのクラッカーは、ヤマザキナビスコのリッツクラッカーに比べると、大きさ、厚みともに申し分ないアメリカンサイズです。

また、リッツクラッカーとは違って、全体的に表面が白っぽくふっくらと丸みを帯びているので、なんとなく柔らかい印象を受けます。

ちなみに、クラッカーの重さを計ってみたら、10g程だったので、1枚当たりのエネルギー量は約40kcalといったところでしょう。
クラッカーのサイズ
では、さっそく食べてみましょう!

ひと口食べると、私が思っていたリッツのようなクラッカーとは少し違うようで、サクサクっとした歯切れの良さはあまり感じられず、意外としっとりしているため、スコーン的な食感があります。


とはいえ、やはりパサついた食べ物であることは否めず、乾パンほどではないものの、やはり飲み物がないと、特に唾液の分泌が少ない高齢者や子供には少しつらいかもしれません。
クラッカーの味
一方、味の方はというと、こちらはアメリカンらしくない味の薄さで、塩気も甘みも驚くほど抑えられています。

その分、小麦粉のよさが十分感じられ、味わいながらゆっくりと噛み続けると、ほんのりとした甘みが感じられます。

リッツクラッカーは意外と塩気が強く、しっかりとした味付けなので、サバイバルフーズのクラッカーとはだいぶ違う味に仕上がっているようです。

ということは、薄味な分、何かといろいろとアレンジができそうなので、さっそく試してみました。

まずは、オーブントースターで焼いてみたらどうなるか・・・
オーブントースター
こちらがオーブントースターでしっかりと焼いたクラッカーです。

非常に香ばしい小麦の香りが周囲に広がり、松崎茂に負けずとも劣らないこんがりとした褐色に変わっています。

ひと口食べてみると、サックサクの食感が楽しめ、先ほど食べた常温のしっとり感が嘘のようです。

しかし、これはこれで美味しい!

クラッカーのサクサク感を重視する人には、お勧めしたい食べ方です。

次に、パンケーキ用のシロップとジャムが手近にあったので試しに塗ってみることにしました。

まずは、ケーキシロップ(正栄のケーキシロップ:メープル味)の方から・・・
クラッカーとシロップ
非常に透明感のある艶やかなシロップの甘い香りが食欲をそそりますが、これはウマい!

サバイバルフーズ クラッカーの味付けが控えめな分、シロップの甘みが引き立ち、素材の小麦粉とシロップの甘みが喧嘩をせず見事に調和しているので、とても美味しい!

では、ジャムの方はどうか・・・

ちなみに、ジャムはカンピーの『ふんわりホイップ紫いも』を使用します。
クラッカーとホイップジャム
―――――― うーん・・・

まずい!とは言いませんが、紫いもの甘さが少ししつこいというかなんというか・・・

これは、クラッカーがどうこうよりも、ホイップジャムの方に問題があるような気がします。

つまり、個人的には、残念ながら、ケーキシロップほど美味しく感じられなかったということです。

とはいえ、サバイバルフーズのクラッカーは、ジャムを付けたり、チーズやハム、トマトなど、色々なものを乗せてカナッペ風にして食べると、引き立つ食べ物のように思われます。

製造元のオレゴンフリーズドライ社側も、このクラッカーはサイドメニューのシチューなどと一緒に食べてはどうですかと勧めているくらいなので、クラッカー単品で食べ続けるのは少々しんどいかもしれません(確かに何も付けずに3枚ほど食べたら、もういいかなという感じにはなりました…)。

また、意外と腹持ちがよいので、5~6枚食べたら、しばらく何も食べられなくなりました。

いずれにせよ、このサバイバルフーズシリーズの非常食は、25年間という超長期保存できる食品であるというのが最大のウリです。

価格は確かに少し高めですが、25年間、買い替えの必要がないということを思えば、備蓄用非常食としては安い買い物なのかもしれません。

したがって、非常食は備蓄しておきたいが賞味期限の度に買い換えるのは面倒だ!という方には、お勧めの一品ではないでしょうか。

次回は、機会があれば、シチューやパスタなども試食してみようと思います。



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